おすすめの頭皮ケアの方法|シャンプーの仕方や臭い・かゆみなど悩み別のケアも解説

掲載日:2021.01.13 更新日:2021.01.13

この記事の監修 アンファー株式会社

臭い、フケ、かゆみ、薄毛…。頭皮の悩みはデリケートな悩みなので、1人で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、頭皮のお悩み別に、おすすめの頭皮ケアの方法について解説していきます。正しいシャンプーの方法も紹介するので、参考にしてみてください。

【悩み別】おすすめの頭皮ケアとは?

まずは、よくある頭皮の悩みの原因と、それぞれのおすすめの頭皮ケアについて見ていきましょう。

頭皮の臭い

頭皮が臭う原因はさまざまです。頭皮の病気が原因となることもあれば、それ以外の病気が関係する場合もあります。また、生活習慣が原因で臭いが発生することも考えられます。

頭皮が臭う原因を確実に知るためには、治療が必要な病気が影響していることも考えられるので、セルフチェックよりも頭皮治療専門の医師に確認した方が安心です。

頭皮の病気によって頭皮が臭う場合の例

  • 脂漏性皮膚炎
  • 粉瘤
  • アトピー性皮膚炎
  • など

上記のような病気が原因となっている場合は、皮膚科などで診断を受けて治療することで頭皮の臭いが軽減する可能性があります。病気によって治療法は異なり、外用薬だけでなく内服薬での治療が必要となることもあります。また、粉瘤に関しては、大きさによっては手術することもあります。

その他の病気によって頭皮が臭う場合

  • 糖尿病
  • 胃の機能障害(胃炎、胃がん、十二指腸潰瘍)
  • 肝機能障害
  • 極度の便秘
  • トリメチルアミン尿症(魚臭症)
  • など

頭皮の病気以外にも、頭皮の臭いの原因となる病気はあります。思わぬ病気が隠れていることも考えられるため、注意が必要です。中には生活習慣の改善で頭皮の臭いが軽減する病気もありますが、まずは身体の異常を感じたら早期に病院で診断を受けることをおすすめします。

体質の変化や生活習慣

  • 加齢臭、ミドル脂臭
  • 雑菌の繁殖
  • 皮脂の過剰分泌

加齢臭を抑えるには、シャンプーの方法を見直すことと食事療法が役立つと言われています。不快な臭いのもとは過酸化脂質が影響するため、過酸化脂質を増やさないように抗酸化作用をもつ食品を積極的に摂るよう心がけましょう。

ミドル脂臭は、不規則な生活や食生活の乱れ、加齢により抗酸化力が落ち、臭いの原因となるジアセチルが増えることで発生します。こちらも、シャンプーの方法や生活習慣を見直すことで改善できる可能性が高まります。

雑菌の繁殖は、シャンプー後にドライヤーでしっかりと乾燥させる、枕カバーや帽子等の頭皮に触れるものを清潔に保つなど、日常で対策できるものも多くあります。

また、皮脂の過剰分泌は、生活習慣の改善や紫外線対策、シャンプーの方法の見直し、ヘッドスパのなどが対策につながります。

頭皮の乾燥・フケ・かゆみ

頭皮のフケやかゆみの原因の1つに、皮脂によるものが挙げられます。フケの発生には皮膚常在菌の一種が深く関わっており、この皮膚常在菌は皮脂をエサとするカビの一種です。この菌が増えることで、菌そのものや菌が皮脂を分解した時にできる成分が刺激となり、フケやかゆみにつながります。また、皮脂は不足することでもフケやかゆみを引き起こします。

フケやかゆみは、フケ用のシャンプーを使い毎日清潔に保つことで改善の助けになります。また、洗いすぎはかえって頭皮の乾燥を招く恐れがあるため、1日に何度も洗うのは避けましょう。

頭皮の抜け毛・薄毛

抜け毛や薄毛は、病気によるものと病気以外によるものの両方が考えられます。

病気が原因の抜け毛・薄毛の例

  • 男性型脱毛症(AGA)
  • 円形脱毛症
  • 粃糠性脱毛症
  • 脂漏性脱毛症
  • 抜毛症
  • など

抜け毛や薄毛の原因としてよく知られるAGAは、頭髪治療専門の病院などで治療することが可能です。その他の病気については、専門的な診断のもとそれぞれの治療を行うことで改善が期待できます。

病気以外で考えられる原因の例

  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 運動不足
  • 偏った食生活
  • 過度な飲酒、喫煙
  • 間違った洗髪
  • など

これらの生活習慣に関する問題が抜け毛や薄毛につながることもあります。抜け毛や薄毛を引き起こす病気の治療と同時に、生活習慣の改善を目指すことも少なくありません。生活習慣に関しては、自身の心がけで改善できる部分でもあるため意識して改善しましょう。

頭皮にダメージを与える原因とは?

美しい髪は健康な頭皮から生まれると言われています。つまり、抜け毛や薄毛、頭皮の悩みを予防するには、まず頭皮を健康に保つことが大切です。

では、頭皮の健康を損なうダメージにつながることとは、どのようなものがあるのでしょうか。

  • 頭皮の乾燥、フケ、かゆみ、湿疹、皮脂の過剰分泌などのトラブル
  • 過度なシャンプー
  • 紫外線
  • 空気の乾燥
  • 偏った食生活
  • 睡眠不足
  • タバコ、アルコールの過剰摂取
  • など

頭皮が乾燥している、逆に皮脂が過剰に分泌されている場合や、フケやかゆみ、湿疹がある時は健康な頭皮とは言えません。頭皮を清潔に保ちつつ、必要な皮脂まで洗い流さないように、シャンプーの頻度と種類には注意しましょう。必要以上にシャンプーをすると、頭皮の乾燥を招いてしまいます。清潔を保つ上では基本的に1日1回が適切です。
また、強い紫外線は頭皮の日焼けにつながり、赤みやかゆみを引き起こしやすくなります。乱れた生活習慣は頭皮の血行を悪化させ、髪に必要な栄養が行き渡りにくくなってしまいます。頭皮ダメージの原因は多岐に渡り、上記以外のものも多数存在します。

頭皮ケアができるシャンプーの選び方

頭皮の健康を守るには、自分の頭皮の悩みや状態に合ったシャンプー選びが大切です。シャンプーを見直すことは、誰もが気軽にできる試みではないでしょうか。

頭皮が乾燥している人は、洗浄力がマイルドなものを選びましょう。1つの目安として、アミノ酸系シャンプーがおすすめです。アミノ酸系シャンプーであれば、皮脂を落としすぎることもないため、乾燥が心配な方にも使いやすいでしょう。

頭皮ケアができる正しいシャンプー&頭皮マッサージの仕方

シャンプーを見直したら、正しいシャンプーの仕方をマスターして実践しましょう。

正しいシャンプーの仕方

シャンプーは、基本的に1日1回が適切です。洗いすぎは乾燥や皮脂の過剰分泌を招き、逆に洗わずに数日放置すると頭皮環境が悪化してしまいます。

  1. ①髪をブラシでとかす
  2. ②ぬるま湯だけで洗う(予洗い)
  3. ③シャンプーをつけて洗う
  4. ④しっかりとシャンプーをすすぐ
  5. ⑤トリートメントをつける
  6. ⑥ドライヤーでしっかりと乾かす

まずは、洗う前に髪をとかします。シャンプーの前に髪をとかすことで、絡んだ髪の毛をほぐし、表面についた汚れが取り除きやすくなります。

そして、シャンプーをつける前には予洗いをしましょう。予洗いを丁寧にすることで、頭皮全体がしっかりと濡れ、頭皮が洗いやすくなります。予洗いは、熱すぎないぬるま湯で丁寧に行うのがコツです。

シャンプーは手のひらで10回くらいこすりあわせてから泡立て、髪の毛に揉み込むようにしてつけます。はじめに数ヵ所に分けてつけ、それから指の腹を使って優しく揉むように洗います。爪を立てて力を入れて行うと、頭皮を傷つける原因になるため注意しましょう。

シャンプーの洗い残しは頭皮ダメージにつながります。すすぎは念入りに行いましょう。特に、髪の毛の生え際や後頭部など、洗いにくい場所を意識してすすぎます。トリートメントもシャンプーの時と同様に十分に洗い流します。

最後に、頭皮の水分を取るように優しくタオルドライをし、ドライヤーをかけます。ドライヤーは、熱のダメージを受けないように頭皮に近すぎない位置でキープします。熱でダメージを受けるからとドライヤーをしないのは、雑菌の繁殖につながりやすくかえって良くありません。

頭皮マッサージのやり方

頭皮マッサージは、頭皮の血流を促進し、毛根にある毛母細胞に栄養を運ぶことを助けます。毛母細胞に栄養が行き渡りやすくなると、髪の毛の健康な成長を助けることが期待できます。頭皮マッサージは、正しい方法で行うように注意しましょう。強い力で行ったり、1日に何度もやりすぎたりすると、逆に頭皮に負担をかけてしまいます。頻度としては朝1回、シャンプー時に1回、タオルドライ時か就寝前に1回ずつ、3分程度が理想です。

  1. ①指の腹で、頭の下から上に向かって円を描くように優しく揉みほぐす。
  2. ②親指は耳の後ろのくぼみに、残りの指は側頭部に当て、頭皮をゆっくり持ち上げるように指圧する。指圧は3箇所ほど指をずらして行う。
  3. ③②と同じ要領で、頭の後ろもマッサージしていく。
  4. ④耳の周り、耳から首にかけて、後頭部の付け根とこめかみもゆっくりと指圧。

頭皮を指圧する際は、爪を立てないようにして、優しく行います。強い力で行う必要はありません。頭皮に傷や湿疹などのトラブルがある場合は、頭皮マッサージが負担になることもあるため、控えましょう。

食生活などの生活習慣も頭皮ケアには欠かせない

頭皮ケアを行う上で、生活習慣を整えることも重要です。規則正しい生活を送ることや、ストレスの発散、適度な運動など、心身ともに健康であることが髪の毛の成長を助けます。過度な飲酒を控えることや禁煙もおすすめです。特に、食生活においては、髪の毛の元となる栄養を作るため意識しましょう。

頭皮環境を整える栄養素の例

  • たんぱく質(肉・魚・大豆製品・卵・乳製品など)
  • ビタミンE、A、カロテノイド(緑黄色野菜、玄米、ごま、ナッツ類など)
  • ビタミンB群(玄米、豚肉の赤み、マグロ、レバーなど)
  • ビタミンC、ヘスペリジン(レモン、オレンジ、いちごなど)
  • など

これらの栄養素は、食べ過ぎない程度に積極的に摂取することがポイントです。特に、タンパク質を多く含む食品を食べ過ぎると、その食材に含まれる脂肪分を多く摂りすぎてしまうことも考えられるため、あくまでもバランス良く摂ることが大事です。

頭皮の悩みはシャンプーの仕方から見直そう!改善しない場合は医療機関の受診を

今回は、頭皮ケアについて役立つ情報を、悩み別に整理しながらご紹介しました。日々のヘアケアや生活習慣を整えることも重要ですが、頭皮の悩みの内容によっては医療機関での治療を要することもあります。適切な診断のもと、悩みに応じた対策をとることで解決の近道になるかもしれません。また、頭皮の悩みは様々で、それぞれ対処法も異なります。記載したようなトラブルに心当たりがある方は、ぜひチェックしてみてください。

この記事の監修 アンファー株式会社

○事業内容
化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

○研究開発・製造
エイジングケア分野のNPO法人・研究団体の活動を支援するとともに、専門医師・大学機関との共同研究を通じ、研究・開発を進め商品を製造。

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