男性のフケの主な原因は?対策・予防法や正しいシャンプーの方法も解説

掲載日:2021.01.13 更新日:2021.01.13

この記事の監修 アンファー株式会社

「毎日きちんと髪を洗っているのに、フケが出る…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。なぜ清潔にしていてもフケが出てしまうのでしょうか?そこで今回はそもそもフケとは何か、フケが出る主な原因や疑われる病気についても解説します。また、予防や対策の方法についても紹介しますので、参考にしてみてください。

そもそもフケとは?|正体は剥がれ落ちた頭皮

フケの正体は古い頭皮です。通常、頭皮は約1か月のサイクルで生まれ変わります。そのとき、体内で作られた新しい皮膚に押し出される形で古い皮膚が頭皮の表面に浮いてきます。こうして剥がれ落ちた頭皮こそがフケの正体なのです。そのため、どんな人でもフケは出ます。

フケは通常、パッと見たくらいでは分からないくらい細かく、洗髪の際に流れ落ちます。しかし頭皮環境が悪く、乾燥していたり皮脂の分泌が過剰だったりすると大きなフケができたり、頭皮が炎症を起こすと皮膚の代謝が高まり、フケが多く出てきて目につきやすくなるのです。 大量のフケが出ている、フケが止まらないなどの場合は対策をする必要があります。

フケの種類|男性に多いのはどのタイプ?

フケには大きく分けて以下の2つのタイプがあります。

  • フケの種類①乾性フケ
  • フケの種類②脂性フケ

パサパサと乾燥している「乾性フケ」

パサパサした質感で、比較的細かいフケは「乾性フケ」に分類されます。主な原因には、頭皮の乾燥やアレルギー体質などが挙げられます。頭を触ったとき、パサパサと細かいフケが大量に出るのであれば、乾性フケの可能性があると言えます。

湿気を含む「脂性フケ」

フケを触ったとき、べたべたして脂っぽい感じがするのであれば「脂性フケ」の可能性があります。脂性フケの原因としては、皮脂の過剰分泌が挙げられます。脂っぽく、比較的大きめの塊が散見される場合は脂性フケの可能性が高いです。

男性の多くが悩みを抱えるのは「脂性フケ」

フケには2つの種類があることがわかりましたが、男性の多くが悩まされているのは「脂性フケ」と言われています。男性の皮脂分泌量は60代頃まで多いため、脂性フケが出やすいとされているのです。

男性でも皮脂の分泌が減る60代以降や、季節で言うと冬など空気が乾燥しやすい時期、また体質によっては頭皮が乾燥するため、乾性フケが出やすくなります。

男性にありがちなフケの原因とは?

ここでは男性に多い、脂性フケと乾性フケの主な原因を解説します。

  • フケの原因①皮脂の過剰分泌
  • フケの原因②洗髪回数が過剰もしくは不足している
  • フケの原因③ストレス
  • フケの原因④季節的要因

フケの原因①皮脂の過剰分泌

脂性フケの原因として、まず皮脂の過剰分泌が挙げられます。男性は皮脂の分泌が多い傾向にあるので、脂性フケが出やすいのです。

頭皮には「マラセチア菌」という、皮脂をエサに活動する菌がいます。マラセチア菌は頭皮へ雑菌が入り込むことを阻止するので、通常は有用な菌です。ただし、頭皮の皮脂が過剰分泌によって増えると、それに伴いマラセチア菌も過剰に増えてしまい、頭皮に悪影響を及ぼすのです。

マラセチア菌は皮脂を分解して脂肪酸を作りだしますが、この脂肪酸が頭皮を刺激し新陳代謝のスピードを狂わせる可能性があります。その結果、頭皮が剥がれ落ちるスピードが早まり、フケが大量に出やすくなってしまうのです。

フケの原因②洗髪回数が過剰もしくは不足している

洗髪回数が過剰の場合は乾性フケ、不足の場合は脂性フケの原因になりやすい傾向にあります。

洗髪回数が多過ぎると頭皮に必要な皮脂まで取り去ってしまい、頭皮が乾燥してフケがでやすくなります。もしくは、必要な皮脂まで洗い流してしまうことで、身体が皮脂を補充しようと過剰に分泌して脂性フケが出ることもあります。

また、洗髪回数が少ない場合は頭皮の皮脂が残ったままになり、脂性フケの原因になります。適切な洗髪回数は1日1回です。これ以上は皮脂を流し過ぎてしまう可能性があり、これ以下では頭皮に皮脂が溜まってしまう恐れがあるのです。

フケの原因③ストレス

ストレスもフケの原因となりえます。ストレスは乾性フケも脂性フケも引き起こす原因とされるので、注意が必要です。

ストレスは自律神経のうち、交感神経を優位に働かせて血管を収縮させます。血管が収縮して血流が悪くなると、頭皮が栄養不足の状態となってバリア機能が低下してしまいます。その結果、頭皮がちょっとした刺激でもダメージを受けてしまい、フケが出やすくなることがあるのです。

また、ストレスによって交感神経が優位に働くと、男性ホルモンの分泌が盛んになります。男性ホルモンの1種である「アンドロゲン」は、皮脂の分泌を促すので、皮脂が過剰分泌されてマラセチア菌の過剰繁殖を招き、フケに繋がってしまうこともあります。

フケの原因④季節的要因

フケは季節的な要因も大きく関係します。空気が乾燥しやすい冬は、頭皮も乾燥しやすいので乾性フケが出やすくなり、夏場は温度と湿度が高く、皮脂の分泌量が増えるので脂性フケが出やすくなります。
夏場は脂性フケが、冬は乾性フケが出やすいという場合は、季節によってケア方法を変えることよいでしょう。

そのフケ実は病気かも?男性に多い脂漏性皮膚炎とは

フケは誰にでも出るものですが、大量にフケが出る、いつまで経っても出続ける、激しいかゆみを感じるといった症状があれば「脂漏性皮膚炎」という病気にかかっている可能性があります。

脂漏性皮膚炎の原因は?

脂漏性皮膚炎は、ストレスや乱れた生活習慣、洗髪不足などで頭皮の皮脂が増えることで起きる皮膚疾患です。症状としては、大きなフケが出る、白っぽいかさぶたができる、鼻や耳の裏、眉毛、額の生え際に赤い湿疹が出ることなどが挙げられます。

脂漏性皮膚炎は皮膚科に相談して薬を処方してもらおう

脂漏性皮膚炎は皮膚の病気なので、放置せずにまずは皮膚科に相談することが大切です。
脂漏性皮膚炎の治療としては、マラセチア菌の殺菌と繁殖を抑える効果があるケトコナゾールクリームが処方されることが多いです。ケトコナゾールクリームは国内外で評価が高く、国内では70~80%の高確率で脂漏性皮膚炎を改善できたという結果が出ています。

初期の段階であれば、市販薬の使用も効果的です。ステロイド成分が配合されていない抗ヒスタミン外用薬は、比較的安全ですが、長期間使用したり使用の頻度が高まると頭皮状態の悪化を招く場合があります。
またステロイド軟膏は脂漏性皮膚炎の改善に高い効果を発揮しますが、反対に菌の増殖を高め、炎症がひどくなる、皮膚が薄くなる、委縮する、赤くなる、多毛になるなどの副作用のリスクもあります。
このように、市販薬にも副作用が出る可能性があるため、安全に治療するためにも、薬の使用の前にまず一度専門医へ相談することをおすすめします。

(データ出典:J-STAGE「脂漏性皮膚炎における外用抗真菌剤ケトコナゾールの有用性の検討 —イブプロフェンピコノールクリームとの比較—」)

男性のフケの予防・防止のための正しい洗髪方法を紹介

気になるフケは頭皮に合ったシャンプーを使い、正しい洗髪方法を心がけることで予防・防止が期待できます。実際にはどのような洗髪方法をすべきなのかをご紹介します。

フケ対策のための正しい洗髪方法とは?

異常なフケを予防するためには、正しい洗髪方法を心がけることが大切です。順に説明するので、今日からでもぜひ実践してみてください。

  • ①洗髪のお湯の温度は36~39度
  • ②シャンプーの前に予洗いをする
  • ③シャンプーで洗う時間は1~3分が目安
  • ④すすぎはシャンプーの倍以上の時間をかける

①洗髪のお湯の温度は36~39度

皮脂を取り除くためには高温のお湯がいいように思われがちですが、高過ぎる温度のお湯では頭皮を乾燥から守る必要最低限の皮脂まで流してしまいます。 洗髪の際は36~39度程度のぬるめのお湯で、過剰な皮脂だけを流すようにしましょう。

②シャンプーの前に予洗いする

髪や頭皮の汚れはシャンプーで落とすと考えられがちですが、おおよその汚れはお湯で落とすことができます。シャンプーをつける前には、お湯で頭皮までしっかり流す「予洗い」をしましょう。

③シャンプーで洗う時間は1~3分が目安

シャンプーは頭皮と接する時間が長いと、多くの皮脂を取り除いてしまう可能性があります。長時間シャンプーが頭皮についている状態では、必要な皮脂まで洗い流してしまうことになるので、シャンプーで洗う時間は1分程度を目安に、長くても3分以内にすることをおすすめします。

④すすぎはシャンプーの倍以上の時間をかける

すすぎが不十分で頭皮にシャンプーやコンディショナーが残ってしまうと、頭皮に刺激を与え続けてしまいます。その結果としてフケが出たり、接触性皮膚炎を起こしたりといった頭皮トラブルに繋がります。

すすぎはシャンプーの倍以上となる2~6分程度の時間をかけて、しっかり行いましょう。特に耳の後ろや襟足などはすすぎ忘れが多い場所なので注意してください。

男性のフケは頭皮ケアで予防・改善が期待できる

フケには乾燥フケと脂性フケの2種類がありますが、男性は脂性フケに悩むことが多い傾向にあります。フケの原因はさまざまで、たとえばストレスや乱れた生活習慣、季節的な要因が挙げられます。フケは放置すると激しいかゆみを伴ったり、湿疹ができたりする脂漏性皮膚炎を引き起こす場合があります。心当たりのある方は皮膚科など専門医への受診を検討してください。
フケ対策には正しい洗髪方法や、頭皮ケアをすることも重要です。この2つはすぐにでも始められるので、ぜひ実践してみてください。

この記事の監修 アンファー株式会社

○事業内容
化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

○研究開発・製造
エイジングケア分野のNPO法人・研究団体の活動を支援するとともに、専門医師・大学機関との共同研究を通じ、研究・開発を進め商品を製造。

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