頭の皮脂が多い原因は?

掲載日:2021.01.16 更新日:2021.01.16

この記事の監修 アンファー株式会社

頭の皮脂が多くて気になっている方も多いのではないでしょうか?頭皮がベタベタすると不潔に見え、気分もよくありません。なぜ皮脂が多くなるのか原因を探りましょう。対策方法は自宅でできることもあります。男性だから皮脂が多くても仕方ないと諦めず、できることから対策しましょう。

頭皮の皮脂が分泌される理由

皮脂が多くベタベタし、フケや臭いが気になると「皮脂が出るのはよくないこと」と考えてしまうかもしれません。しかし、皮脂は皮膚の保湿や保護に必要不可欠なもので、頭皮を守る役割も持っています。

皮脂は皮脂腺から分泌され、中性脂肪を主成分とした脂質成分で構成されています。この中性脂肪は皮膚の常在菌に分解されることで、肌を弱酸性に保ち雑菌の繁殖を防いでいます。

頭の皮脂が多い原因とは?

頭の皮脂が多い原因

皮脂が多い原因として、下記のようなものがあります。

  • 男性ホルモン
  • シャンプーの洗い残し
  • シャンプーが合っていない
  • 食生活の乱れ
  • 皮膚病
など

男性ホルモン

男性ホルモンは皮脂腺を活発にする作用があります。男性の皮脂が多い傾向にあるのは、この男性ホルモンの影響です。思春期の始めから60代頃まで男性ホルモンの分泌は増えていくので、歳を重ねるごとに皮脂は多くなりやすいと考えておきましょう。

シャンプーの洗い残し

シャンプーの主成分は油分です。せっかくシャンプーで頭皮をしっかりと洗っても、洗い残しがあるとベタベタの原因となります。特に生え際など洗い残しやすい部分は、注意してすすぎを行うようにしましょう。

シャンプーが合っていない

自分の頭皮に合わないシャンプーを使い続けることで、皮脂を過剰に分泌することがあります。洗浄力が弱すぎて皮脂が取り切れないということもありますが、洗浄力が強すぎるシャンプーも頭皮に必要な皮脂まで落としてしまう恐れがあります。皮脂を取り過ぎてしまうと足りなくなった皮脂を補うために、より多くの皮脂を分泌してしまいます。

食生活の乱れ

脂質や糖質が多く含まれている食べ物は、皮脂の分泌を活発にします。揚げ物や甘いものを好んで食べている場合には注意しましょう。
また、ごはんや麺類、パンなど炭水化物も糖質なのでファストフードやラーメンなども注意した方がよいでしょう。

皮膚病

皮脂が多く、過剰なフケやかゆみ、赤みなどがある場合には、脂漏性皮膚炎になっている可能性があります。頭皮にある常在菌「マラセチア菌」は皮脂を好みます。過剰に皮脂が分泌されると活発に活動を始め、外的刺激に弱い状態になり、頭皮トラブルに繋がる恐れも。
症状から皮膚病が疑われる時には、早めに医師へ相談するようにしましょう。

頭の皮脂が多い場合の対策方法とは?

頭の皮脂が多い場合には、下記のような対策を意識しましょう。

  • 食生活の改善
  • ストレス発散
  • 十分な睡眠
  • 正しいシャンプー方法の実践
など

食生活の改善

脂質や糖質を摂り過ぎないようにし、バランスの良い食生活を心がけましょう。中性脂肪の元となる食事も要注意です。ビタミンは、中性脂肪を下げる作用もあるため、食事にうまく取り入れるとよいでしょう。
また皮脂の分泌を抑制する作用が期待できるのはビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCなどです。ビタミンB2はレバーや卵、ビタミンB6は魚、牛乳、バナナ、そしてビタミンCはピーマンやブロッコリーなどに含まれています。

ストレス発散

ストレスを溜めるとホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンの働きが活発になって皮脂の過剰分泌を引き起こします。運動をする、趣味の時間を楽しむなど自分なりのストレス発散方法を見つけるとよいでしょう。

入浴はシャワーのみでなく、湯船に浸かるのもおすすめです。体を温めることでリラックス効果が得られ、ストレス発散はもちろん血行促進にも繋がります。

十分な睡眠

睡眠不足が続いていたり、眠っていても浅い眠りであったりするとホルモンバランスの乱れが生じます。睡眠時間を十分にとり、規則正しい生活を送るようにしてホルモンバランスを安定させましょう。

また、睡眠中に分泌される成長ホルモンは、体を修復して頭皮の状態を整えてくれる作用があります。眠りに入ってから最初に訪れるノンレム睡眠の際に成長ホルモンが多く分泌されているといわれているため、スムーズに入眠できるよう睡眠環境を整えるのもおすすめです。

正しいシャンプー方法の実践

シャンプーの洗い残しはもちろん、洗髪方法が間違っていると頭皮の状態を悪化させ皮脂を多く分泌させることがあります。

頭皮を良い状態に保つために、正しいシャンプーをしましょう。予洗いでしっかり髪を濡らし頭皮や髪を洗うことが大切です。ここで汚れを落とすことで、シャンプーの泡立ちをよくすることもできます。

またシャンプーは泡立ててから頭皮につけ、揉むように指の腹で優しく洗います。洗い終わったら、髪や頭皮からぬめりがなくなるまで、十分にすすぎをしましょう。

頭皮脂を多いままにしないで!対策をして頭皮トラブルを防ごう

頭皮トラブルの対策

頭皮脂が多い理由や原因についてご紹介しました。自分に合わないシャンプーを使う、シャンプーを洗い残しているなどが原因で、頭皮の脂が過剰に分泌されている可能性があります。

また男性ホルモンが影響して皮脂が多く分泌されているかもしれません。ストレス発散や睡眠時間をしっかりと確保し、質の良い睡眠をとることでホルモンバランスを安定させましょう。食生活の改善や、正しいシャンプーでも対策することができます。

この記事の監修 アンファー株式会社

○事業内容
化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

○研究開発・製造
エイジングケア分野のNPO法人・研究団体の活動を支援するとともに、専門医師・大学機関との共同研究を通じ、研究・開発を進め商品を製造。

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