白髪になる原因とは?白髪予防のために頭皮環境を整えるシャンプー方法や食べ物

掲載日:2021.01.13 更新日:2021.01.13

この記事の監修 アンファー株式会社

年を重ねると、白髪が出るのは仕方のないことだと思っていませんか?しかし、白髪の原因は加齢によるものばかりではありません。白髪ができる仕組みを知り、対策することで白髪予防できる可能性があります。そこで今回は、白髪の原因と自宅でできる予防法、食べ物との関係性についてもご紹介します。

白髪に繋がる原因とは?白髪になるメカニズムを知ろう

  • 生活習慣の乱れ
  • 不規則な食生活
  • 社会的ストレス
  • 加齢
  • など

白髪になる原因は、生活習慣の乱れや不規則な生活、社会的なストレスなど、加齢以外にも考えられるものがいくつかあります。

例えば、漢方の考え方では、ダイエットのために過度な食事制限や、睡眠不足、疲労の蓄積やストレスが続くと髪の毛の元になる栄養分が不足し、白髪の原因につながる可能性があると考えられています。さらに、せっかく髪の毛の栄養が確保できていても、血行不良など、その栄養が髪の毛まで届かなければ白髪につながることもあります。

また、毛髪科学の研究においては、髪の毛の色は毛根にあるメラノサイトが作るメラニン色素によるものとされ、加齢に伴いメラニンの産生機能が低下することで白髪が増えることがあると発表されています。

白髪になる仕組みとは?

白髪になるのは、毛根にあるメラサイトが産生するメラニン色素が関係しています。メラノサイトは色素細胞とも呼ばれる小さな細胞で、メラニンという色素を作り出します。メラノサイトは身体のさまざまな部位に分布しており、皮膚を守ったり組織に色をつけたりするなどの役割を担っています。白髪は色素細胞がダメージを受けることでメラニン色素が生成されにくくなり、発生します。

白髪予防はまず、健康な頭皮を保つことが基本!

前述したように、白髪の原因は加齢によるものばかりとは限りません。 健康で美しい髪の毛を作るには、頭皮が健康であることも重要です。日頃からできるケアとしては、自分に合うシャンプー選びやシャンプーの仕方を見直す、バランスの取れた食生活を心掛けるなどが、自宅で簡単にできる方法だと言えます。また、血行促進のためには頭皮マッサージや適度な運動も効果的だと言われています。

自宅でできる対策!正しいシャンプー方法とは

健康な頭皮を保つためにはまず、頭皮環境を整えることから始めてみましょう。日頃、何気なく行っているシャンプーの仕方を少し変えるだけで、健康な頭皮を保つことが可能です。ここでは、正しいシャンプーの方法を紹介します。

  • お湯だけで髪を洗う(予洗い)
  • シャンプーをつけて洗う
  • 頭皮マッサージをする
  • しっかりとすすぐ
  • トリートメント
  • ドライヤーでしっかりと乾燥させる

お湯だけで髪を洗う(予洗い)

シャンプーをつける前、お湯で汚れを落とすことを予洗いといいます。予洗いをするかどうかでシャンプーの効果は大きく変わるためとても大切な行程です。予洗いをする前にブラッシングをすると、汚れを浮かせて落としやすくなります。お湯の温度は熱すぎない程度に調整し、頭皮全体が十分に濡れるまで行いましょう。

シャンプーをつけて洗う

シャンプーは直に頭皮につけるのではなく、手のひらで軽く泡立ててから髪の毛に乗せます。数ヵ所に分けて、髪の毛に揉み込みながら泡立たせます。この時、爪を立てたり、髪の毛をこすりあわせたりして泡立てるのではなく、指の腹をつかって優しく揉み込むのがコツです。

頭皮マッサージする

頭皮を洗う時はマッサージするようにしながら行うと良いでしょう。手のひらや指の腹で優しく行います。マッサージすることで、頭皮の血行が良くなるとされています。

しっかりとすすぐ

シャンプーの洗い残しは頭皮環境の悪化につながる恐れがあります。耳の後ろなど残りやすい部分を意識しながら、時間をかけてすすぎましょう。

トリートメント

トリートメントやコンディショナーは毛先を中心に揉み込みます。髪全体に行き渡るよう塗布し、こちらもすすぎ残しがないように念入りに落としましょう。

ドライヤーでしっかりと乾燥させる

濡れた髪の毛はこすらないように注意し、頭皮の水分を押さえとるようにタオルドライします。ドライヤーの熱が長時間あたらないように、熱すぎない程度に調整しながら、髪の毛の根元からしっかりと乾燥させましょう。乾かし方が不十分、長時間生乾きの状態で放置するなどは頭皮環境の悪化につながります。

頭白髪予防が期待できる?血行促進のための頭皮マッサージもおすすめ

頭皮の血行促進ができる頭皮マッサージは、シャンプー中だけでなく朝晩も含めて計3回行うのが理想的です。1回あたり3分程度、側頭部と頭頂部、こめかみと前頭部、頭部全体に分けてそれぞれ1分ずつ行うのが目安です。

強すぎる刺激はかえって頭皮に負担がかかり、逆効果になることもあるので注意しましょう。痛みを感じない程度に、優しく行いましょう。頭皮を揉むというよりは、頭皮を動かすことを意識しながら行います。

頭皮マッサージは、白髪の予防のための血行促進だけでなく、リフレッシュ効果や質の高い睡眠、薄毛予防等にも役立ちます。

食べ物やサプリメントで体の内側からの白髪予防も

バランスのとれた食生活や、サプリメントを取り入れることでも頭皮環境の改善を図ることができます。髪の毛をつくるメラニン色素は、食事で摂取した栄養素も使って合成されるため、食生活を整えることは重要と言えます。

頭皮環境を健康に保つための食材

  • ヨードを多く含む食材(昆布、ワカメ、ひじき、イワシ、サバ、カツオなどの海草類や魚介類)
  • チロシンを多く含む食材(牛乳、チーズ、たらこ、大豆、落花生、アーモンドなど)
  • フェニルアラニンを多く含む食材(大豆製品、小麦粉、高野豆腐、卵、チーズ、アーモンドなど)
  • ビタミンB5を多く含む食材(豚レバー、鶏レバー、納豆、鮭、イワシ、卵、アボカドなど)
  • 鉄分を多く含む食材(豚レバー、あさり水煮、牡蠣、カツオ、納豆、小松菜、ほうれん草、プルーンなど)
  • ビタミンB12を多く含む食材(シジミ、牡蠣、あさり、牛レバー、鶏レバー、卵など)

白髪は加齢だけが原因ではない!自分でできる対策から始めよう

今回は、白髪の原因や仕組み、自分でできる白髪予防の方法についてご紹介しました。白髪は、加齢に伴うものだけが原因とは限りません。生活習慣や食生活など、若い世代にも当てはまる原因もあります。

シャンプーの方法を見直し、正しく行うことは頭皮環境を整える上で役立ちます。また、血行を良くすることで、髪の毛の元となる栄養が行き渡りやすくなるため、頭皮マッサージもおすすめです。

この記事の監修 アンファー株式会社

○事業内容
化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

○研究開発・製造
エイジングケア分野のNPO法人・研究団体の活動を支援するとともに、専門医師・大学機関との共同研究を通じ、研究・開発を進め商品を製造。

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