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髪を柔らかくする方法を知りたい人男性必読!まずは髪質チェックから

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髪を柔らかくする方法を知りたい人男性必読!まずは髪質チェックから

「髪を柔らかくしたい、自分の髪は硬い」という人に足りないものとは?
髪質は生まれながらに決まっている部分が大きく、その人がもつ本来の髪質をガラリと変えることはできません。ただ、髪のさわり心地や見た目、スタイリングのしやすさなどはヘアケア方法、あるいは髪が受けたダメージによって大きく変わります。また、生まれもった髪質も成長・加齢や生活習慣などさまざまな要因によって、多少の変化は起こります。ですから、「硬い髪を柔らかくしたい」といった希望も、工夫次第である程度は実現できます。

髪質が人それぞれ違う理由や髪質に関する基礎知識とともに、硬い髪を柔らかくするためにできる工夫の数々をご紹介します。

sec.1 あなたはどのタイプ?自分の髪質を知る

あなたはどのタイプ?自分の髪質を知る
髪質の4つの特徴

男性の髪質は髪の硬さ(剛毛と軟毛)、くせの有無(直毛とくせ毛)の4種類の特徴で傾向を把握できます。

■ 剛毛
髪の毛の1本1本がキューティクルにしっかりと覆われており、くせのつきにくい髪質です。髪が伸びるとボリュームが出やすく、同じ毛量でも他の髪質より多く見えるのが特徴です。ボリュームを抑えたいときにはカットの際に髪を多めに梳(す)いたり、縮毛矯正を施したりといった工夫が必要です。
またカラーリングでヘアカラーの色が出にくく、多くの薬剤を使います。
■ 軟毛
剛毛と比べると1本1本が細くて、くせをつけやすい髪質です。髪が伸びてもボリュームが出づらく、ペタッツと張りついたようになりがちです。ボリューム感を出すには固めない整髪料でフワッとさせたりパーマをかけたり、根元部分をドライヤーで立ち上げたりといった工夫を行ないます。
髪の色味を左右するメラニン色素が少なく、髪の色が薄い傾向にあります。またキューティクルが少ないのでダメージを受けやすいのも特徴です。
■ 直毛
毛根からまっすぐに生えている状態で、日本人にはとくに多いタイプです。毛穴も髪の断面もきれいな円の形をしています。髪がしなりにくいので、短めの髪型にすると髪の毛がツンツンととがって細かいアレンジはしにくくなります。概して丈夫でダメージを受けにくいのが特徴です。
■ くせ毛
遺伝、あるいは生活習慣の影響で髪の流れが変化した状態です。髪の毛一本一本はうねっていたり、ねじれていたり、ちぢれていたりと程度は人によってさまざまです。毛穴が楕円形をしている、あるいは毛根から毛穴までの部分に歪みがあるために髪にくせが生じます。髪の歪みのためにキューティクルが剥がれやすく、水分を失ったりダメージを受けたりしやすい髪です。

sec.2 髪が硬くなる理由は髪の構造にあった

髪の三層構造

1本の髪は外から中の順にキューティクル、コルテックス、メデュラと呼ばれる3つの層で作られています。

髪の三層構造

▲髪の断面図

■ 髪のツヤを出すキューティクル
キューティクルは最も外側に位置する層で、外部の刺激から髪を保護し、同時に内部のタンパク質や水分が外に流れ出ないよう守る役割をもっています。ダメージを受けていないキューティクルはきれいにそろっており、髪の見た目にツヤ感を与えます。
■ 髪のしなやかさを決めるコルテックス
コルテックスはキューティクルよりも内側にある層で、髪の85~90%の割合を占めます。コルテックス内部は繊維状のタンパク質が集まっていて、髪の弾力性を左右します。髪の色を決めるのもコルテックス内部の色素です。ヘアカラーで髪色を変える際は、薬剤はキューティクルを開いて内側のコルテックスを染めています。
■ 髪の中心の「芯」になるメデュラ
メデュラは髪の芯にあたる層で、空気を含んだ空洞の層です。顕微鏡で確認すると蜂の巣状のものや、鉛筆の芯のように空洞のないものまで形状は様々です。メデュラが全く存在しない人もいます。
メデュラの役割はまだはっきりとはわかっていませんが、空気を含むことから熱を閉じ込める効果があると考えられています。
メデュラは髪の硬さに影響しているようで、たとえば柔らかい赤ちゃんの髪にはメデュラがなく、またメデュラがない成人の髪もたいてい軟毛です。

髪の見た目や触った感触は3つの層によるところが大きく、それぞれのバランスや状態によって変化します。

sec.3 髪質が変化する要因

髪質は生まれつきの状態がずっと維持されるわけではなく、複数の要因に影響を受けて変化します。それぞれ確認しましょう。

ホルモンバランス
年齢を重ねる中で髪質は徐々に変化します。とくにホルモンバランスが変わりやすい思春期は髪質もその影響で変化しやすい傾向があります。男性の場合、男性ホルモンの増加により太く、しっかりとした髪質になります。悪く言えばツヤやしなやかさが失われる部分もあります。
頭皮の衛生状態
シャンプーのすすぎ残しや皮脂汚れの洗い残しが毛穴に詰まると、髪の成長を妨げて髪が本来の状態に成長しづらくなります。成長を遮られた髪は、まっすぐに成長できずにくせが出やすく、また細く弱々しい状態になりがちです。
過度な栄養不足
過度な栄養不足
偏った食生活は髪の栄養不足を招き、痩せて弱々しい髪の成長を招きます。特定の栄養素に偏ったり、食事量そのものを減らしたりするとこのような不健康な髪質になりがちです。髪が抜けやすくなるのも問題です。

sec.4 髪を柔らかくするひと工夫

生まれつきの髪質を柔らかくするのは難しい
髪が成長する構造や性質は遺伝で決まっており、あとから狙って髪質を変えることはできません。ただ、施術やヘアケアによって髪の状態を希望に近づけることはできます。
「硬い髪を柔らかくしたい」という男性に有効な方法をいくつか紹介します。
縮毛矯正
生まれつきのくせ毛や剛毛をまっすぐな髪にする施術です。還元剤と酸化剤、そして熱を駆使して行ないます。
一度施術を受けた部分は長期間効果が持続しますが、新たに伸びてくる髪は従来の髪質と同じですから、全体的な状態の維持には定期的な縮毛矯正が必要です。
コンディショナーやヘアオイル
髪の外側をコンディショナーやヘアオイルの保護膜で覆うことで、髪はしっとりとした見た目や触り心地に変わります。ただし、ヘアオイルはシャンプーのついでに使用することは難しく、また手間もかかるため継続しづらいかもしれません。
一方、コンディショナーは毎日の入浴時、シャンプーのあとに使うだけですから無理なく続けられるでしょう。

sec.5 髪を変えたいならヘアケアで健康な髪を目指そう

「硬い髪を柔らかくしたい」という人もいれば「細く頼りない髪を太くしっかりさせたい」という人もいることでしょう。髪質は遺伝で決まる部分が大きく、その後の成長・加齢、環境によって変化はしますが、「体質」のようなものですから望むように自由に変えられるものではありません。

ただ、ヘアケアで望みに近い状態にすることはできますから、髪を変えたいと思うなら、まずは自分の髪質と髪の状態を正しく理解することから始めましょう。今の髪の性質、そして問題点、場合によっては傷み具合などを把握すれば、「どうすればなりたい髪に近づけるか」はおのずとわかります。

たとえば、手っ取り早くくせ毛を直毛にしたいのなら、縮毛矯正による施術で実現できます。ゴワつきが気になる髪であれば、質の良いコンディショナーを選んで使い続けることで、髪にしっとりした感触を与えられるでしょう。

人がもつ本来の髪質を変えることは難しいですが、工夫次第で理想の髪質に近づける方法はあるので、足りないと感じるところや欲しいと感じるところを必要に応じて補ってください。

この記事の監修
アンファー株式会社

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