男性の薄毛の原因とは?生活習慣から病気による原因、対策まで解説

掲載日:2020.07.27 更新日:2020.09.29

この記事の監修 アンファー株式会社

「最近、頭頂部の髪が薄くなってきた…」「この薄毛の原因は何?」など、薄毛や抜け毛についてお悩みの方も多いのではないでしょうか?薄毛の原因は病気や生活習慣、遺伝など人それぞれです。また、男性・女性で薄毛の原因が異なることも。そこで今回は、薄毛の原因や、今日からできる薄毛対策をご紹介します。また、薄毛の原因となる病気についても解説します。

薄毛になるメカニズムとは?

薄毛のメカニズム

薄毛とは何らかの原因で毛が抜け落ちてしまう、または髪が細くなってしまい、正常な状態ではなくなり、その結果薄くなることを言います。これには「毛周期(ヘアサイクル)」が関係しています。

毛周期とは、上図のような毛髪の生え変わるサイクルのことを指します。この「毛周期」が乱れることで、髪の毛が十分に成長しなかったり、成長しきる前に抜け落ちてしまったりと、薄毛の原因となる可能性があるのです。

毛周期は「成長期」・「退行期」・「休止期」の3ステップに分かれています。
「成長期」とは、毛母細胞が活発に細胞分裂して髪が成長していく時期です。正常に機能している髪の毛は、この期間が2〜6年くらいで、長く太く成長していきます。今生えている頭髪の約90%がこの成長期にあたります。
「退行期」とは、毛母細胞の細胞分裂が減少して成長が弱くなる時期です。この期間は2週間程で今生えている頭髪の約1%にあたります。
「休止期」とは毛母細胞が休止し、次の毛を生やす準備をする時期です。毛根が退行してから毛が抜け落ちるまでの期間は3〜4ヶ月程度で、頭髪の約9〜14%にあたります。

上記のヘアサイクルが乱れると、成長期が短くなり髪が太く長く十分に成長することができなくなります。成長段階である短くて細い毛が抜け落ちてしまい、薄毛の原因となってしまうのです。

薄毛になる原因や対策

薄毛になる原因は多岐に渡りますが、例として以下のようなものがあります。

  • ストレス
  • 偏った食生活
  • 生活習慣の乱れ
  • 飲酒や喫煙
  • 間違った洗髪
  • 遺伝

ストレス

精神的なストレスは、心や体に悪影響をもたらす可能性があります。ストレスが溜まると、自律神経やホルモンのバランスが乱れやすくなります。自律神経が乱れると血行が悪くなり、毛根に十分な栄養を届けられなくなることで薄毛の原因となってしまいます。

また、男性ホルモンは体毛を調節する働きがあり、女性ホルモンには髪の毛を健康に保つ役割があります。ホルモンバランスが乱れることも、薄毛や脱毛の原因となる可能性があります。日頃からストレスを溜め込まず、すぐに処理する習慣をつけておきましょう。

偏った食生活

過度なダイエットや偏った食生活を送っていると、髪の成長に必要な栄養素が足りず、薄毛の原因となる可能性があります。健康な髪の毛を作るためには、タンパク質やその代謝を助けるビタミン・ミネラルなどさまざまな栄養素が必要です。バランスの良い食事を心がけ、偏りなく栄養を摂りましょう。

また油分が多い食べ物は、皮脂が過剰に分泌されることで頭皮環境が悪化し、健康な髪の毛が育ちにくくなる可能性があります。外食やインスタント食品は油分が多い傾向があるので気を付けましょう。

生活習慣の乱れ

夜間や睡眠中など副交感神経が優位に働いている時は、成長ホルモンが分泌されやすい傾向にあります。成長ホルモンには頭皮の状態を回復させる役割があります。睡眠をしっかり摂ってきちんと成長ホルモンを分泌させましょう。運動不足は血行が悪くなり、栄養を届けにくい頭皮環境にしてしまう可能性があります。運動を取り入れ血行を促進することで、髪の毛を健やかに育てる環境を整えることができます。

飲酒や喫煙

アルコールの過剰摂取も要注意です。アルコールを分解するために、体内のビタミンやミネラルなどを消費してしまうため、結果、髪の毛に届く栄養が足りなくなってしまう可能性があります。また、タバコの吸い過ぎは、ニコチンにより血管を収縮させてしまうので血液循環を悪くしてしまう可能性があります。また、喫煙は、髪の毛の成長に必要なビタミンBやビタミンCも消費してしまうので髪の毛にはよくないと言えるでしょう。

間違った洗髪

毎日、シャンプー洗髪することは頭皮環境を整えるために重要ですが、シャンプーのやり過ぎは頭皮のトラブルの原因となる場合もあります。毛根は常に細胞分裂を繰り返し、ストレスを受けやすくデリケートな部分です。爪で擦ったり、過度に刺激を与えたりするのは避けましょう。頭皮は指の腹でやさしく洗い、傷つけないようにしましょう。頭皮にやさしいシャンプー選びや頭皮ケアなど、日頃から習慣づけておくことも大切です。

遺伝

薄毛には遺伝も関係している場合もあります。薄毛の原因が遺伝の場合、男性ホルモンの代謝物を受け取る受容体がその影響を受けやすいという体質であるかなどが関与しています。クリニックによっては、遺伝子の原因による薄毛の可能性がどのくらいか検査してくれるところもあります。

薄毛の原因は病気の可能性も?

医師の診察

薄毛の原因は上記のような生活習慣や遺伝だけではなく、病気の可能性もあります。病気の場合、放置して治すのは難しいので、医師の診察を受け適切な治療を受けましょう。

  • AGA(男性型脱毛症)
  • 円形脱毛症
  • 脂漏性皮膚炎
  • 粃糠性(ひこうせい)脱毛症

AGA(男性型脱毛症)

AGA(男性型脱毛症)とは男性特有の進行性の脱毛症のことです。悪玉男性ホルモンであるDHT(ジヒドロテストステロン)が男性ホルモン受容体の「アンドロゲンレセプター」と結合することにより発症するといわれています。額の生え際や頭頂部の髪、またはその両方が薄くなるという特徴があります。男性ホルモンや遺伝の影響などが原因の一部であるといわれています。

薄毛に悩む20〜69歳の男性の、約3人に1人は、AGAと言われています。AGAは完治するのは難しいですが、発毛剤は毛包に作用して、細胞の増殖やタンパク質の合成を促進することによって毛髪の成長や発毛効果が期待できます。発毛剤を使用する前に、シャンプーやコンディショナーで頭皮を清潔にし、保湿することで、頭皮環境を整えることも大切と言えるでしょう。

AGA専門クリニックや皮膚科の医師の診察を受けAGA治療薬を投薬してもらうことも進行を防ぐ効果が期待できます。進行すればするほど治療の効果が期待しにくいといわれており、早期発見と早期治療が大切です。薄毛が気になる人は早めに受診しましょう。

円形脱毛症

円形脱毛症とは、コインのように丸く毛が抜ける脱毛症です。単発型が基本的によく見られますが、1箇所に限らず多発することもあります。脱毛しているところは、どの毛穴でも毛包が縮んで休止期のようになっています。成長期の毛包がリンパ球の攻撃を受け、壊されてしまうことで起こります。原因ははっきりと解明されていませんが、何らかの精神的ストレスが原因で発症してしまう人もいます。
治療法は、ステロイドを局所注射や内服する治療や特殊な薬品を脱毛部に塗る方法などがあります。治療法は年齢や継続期間によっても異なりますので、皮膚科を受診して治療しましょう。

脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎は、皮脂の多い部分にフケのような付着物を伴う湿疹やかさぶたのような紅斑が見られる皮膚炎です。できやすい場所は頭皮や顔などによく見られます。症状としてはふけが増えたり、頭がかゆくなったりします。脂漏性皮膚炎が悪化すると頭皮の状態が悪くなってしまい、脱毛や薄毛の原因となる可能性があります。原因は明確ではありませんが、マラセチアという人の体にいる常在菌が関与しているといわれています。

症状が酷い場合は、治療法としてステロイド剤や抗真菌剤を使用します。また、生活習慣の改善や、抗真菌成分のシャンプーを使用することで改善する可能性があります。疑わしい時は早めに皮膚科を受診し、診察してもらいましょう。

粃糠性(ひこうせい)脱毛症

粃糠性脱毛症とは、頭全体に白い粉のようなふけが出る症状が起こる脱毛症です。頭皮に炎症がある場合にはかさぶたのようなふけが見られることもあります。
ホルモンの偏重などで、大量のフケが出ることによって毛穴を塞いでしまったり、炎症を引き起こすことがあるのです。毛穴に炎症が起こってしまうと、髪の毛に悪影響をもたらし、抜け毛の原因にもなってしまいます。症状があてはまる時は早めに頭髪治療専門クリニックや皮膚科を受診しましょう。

薄毛の原因は人それぞれ!原因を知って早めの対策を

医師に相談

薄毛の原因は多岐に渡り、人によって原因は異なります。また、いくつもの要因が組み合わさることによって発症するケースも。ストレスや生活習慣の乱れは、薄毛だけでなくさまざまな健康被害があります。規則正しい生活習慣を心がけ、薄毛の対策や治療は早めに行うことが大切です。病気の可能性が少しでもある場合は、自分で判断せずに、早めに病院を受診し医師に相談しましょう。

この記事の監修 アンファー株式会社

○事業内容
化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

○研究開発・製造
エイジングケア分野のNPO法人・研究団体の活動を支援するとともに、専門医師・大学機関との共同研究を通じ、研究・開発を進め商品を製造。