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フケの原因は?効果的な対策方法やフケをともなう病気も解説

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フケの原因は?効果的な対策方法やフケをともなう病気も解説

フケの原因や対策方法についてご存知ですか?「毎日きちんと髪を洗っているのに、フケが出る…」と悩んでいる方は多いです。この記事ではフケが出る主な原因や疑われる病気、対策方法について解説します。

この記事の監修
医薬開発研究課 課長/毛髪診断士 網野 伸哉

商品開発課 課長/毛髪診断士

網野 伸哉(あみの しんや)

成蹊大学経済学部卒業後、大手住宅メーカーに入社。2013年にアンファー株式会社に転職。
スカルプDブランドの商品開発責任者として従事し、15代目スカルプDの商品リニューアルを担当。

sec.1 そもそもフケとは?

そもそもフケとは?

フケの正体は古い頭皮です。通常、頭皮は約1か月のサイクルで生まれ変わります。そのとき体内で作られた新しい皮膚に押し出される形で、古い皮膚が頭皮の表面に浮いてきます。こうして剥がれ落ちた頭皮こそがフケの正体なのです。そのため、どんな人でもフケは出ます。
フケは通常、パッと見たくらいでは分からないほど細かく、洗髪の際に流れ落ちます。しかし頭皮環境が悪く、乾燥していたり皮脂の分泌が過剰だったりすると大きなフケができることも。また、頭皮が炎症を起こすと皮膚の代謝が高まり、フケが多く出てきて目につきやすくなります。 大量のフケが出ている、フケが止まらないなどの場合は対策が必要です。

sec.2 フケの種類

フケの種類

フケには大きく分けて以下の「乾性フケ」と「脂性フケ」があります。

乾性フケ 脂性フケ
特徴 ・パサパサとした質感
・白っぽい
・細かい
・ベタベタとした質感
・黄白色
・大きめ
なりやすい人 ・乾燥肌の人
・アレルギー体質の人
・皮脂の分泌が多い人

それぞれの特徴について、詳しく解説していきます。

パサパサと乾燥している「乾性フケ」
パサパサした質感で、比較的細かいフケは「乾性フケ」に分類されます。頭皮が乾燥しやすい、乾燥肌の人に多く見られます。頭を触ったとき、パサパサと細かいフケが大量に出るのであれば、乾性フケの可能性があると言えるでしょう。
湿気を含む「脂性フケ」
フケを触ったとき、べたべたして脂っぽい感じがするのであれば「脂性フケ」の可能性があります。脂性フケは皮脂の分泌が多い人によく見られます。脂っぽく比較的大きめの塊が散見される場合は脂性フケの可能性が高いです。
男性の多くが悩みを抱えるのは「脂性フケ」
男性の多くが悩まされているのは「脂性フケ」と言われています。男性の皮脂分泌量は女性と比べて多いため、脂性フケが出やすいとされているのです。
男性でも、皮脂の分泌が減る60代以降や冬など空気が乾燥しやすい時期、また体質によっては頭皮が乾燥すると、乾性フケが出やすくなります。

sec.3 フケを放置するとどうなる?

フケを放置すると不衛生な見た目になり、仕事やプライベートで良くない影響を与えるかもしれません。
また、フケが目立つということは頭皮環境が悪化しているサインです。頭皮環境が悪いままにしていると、かゆみや薄毛を引き起こす恐れもあります。
そのため、フケが気になる方は原因を突き止めできるだけ早く改善しましょう。

sec.4 フケの原因とは?

フケの原因とは?

ここでは脂性フケと乾性フケの主な原因を解説します。

● フケの原因①皮脂の過剰分泌
● フケの原因②洗髪回数が過剰もしくは不足している
● フケの原因③ストレス
● フケの原因④季節的要因
● フケの原因⑤頭皮の疾患
フケの原因①皮脂の過剰分泌
皮脂が過剰に分泌されると「マラセチア菌」が増え、フケの増加につながります。
頭皮には「マラセチア菌」という、皮脂をエサに活動する菌がいます。マラセチア菌は皮膚の常在菌で、健康な皮膚状態では正常なフローラとして存在しているため、肌に悪影響を与えることはありません。しかし、頭皮の皮脂が過剰分泌によって増えると、それに伴いマラセチア菌も過剰に増えてしまい、頭皮に悪影響を及ぼすのです。
マラセチア菌は皮脂を分解して脂肪酸を作りだしますが、この脂肪酸が頭皮を刺激し新陳代謝のスピードを狂わせる可能性があります。その結果、頭皮が剥がれ落ちるスピードが早まり、フケが大量に出やすくなってしまうのです。
フケの原因②洗髪回数が過剰もしくは不足している
洗髪回数が過剰の場合は乾性フケ、不足の場合は脂性フケの原因になりやすい傾向にあります。
洗髪回数が多過ぎると頭皮に必要な皮脂まで取り去ってしまい、頭皮が乾燥してフケがでやすくなります。反対に、必要な皮脂まで洗い流してしまうことで、身体が皮脂を補充しようと過剰に分泌して脂性フケが出ることも。また、洗髪回数が少ない場合は頭皮の皮脂が残ったままになり、脂性フケの原因になります。
適切な洗髪回数は1日1回です。これ以上は皮脂を流し過ぎてしまう可能性があり、これ以下では頭皮に皮脂が溜まってしまう恐れがあります。
フケの原因③ストレス
ストレスは乾性フケも脂性フケも引き起こす原因とされるので、注意が必要です。
ストレスがかかると交感神経が優位に働き血管が収縮します。血管が収縮して血流が悪くなると、頭皮が栄養不足の状態となってバリア機能が低下してしまいます。その結果、頭皮がちょっとした刺激でもダメージを受けてしまい、フケが出やすくなることがあるのです。
また、ストレスによって交感神経が優位に働くと、男性ホルモンの分泌が盛んになります。男性ホルモンの1種である「アンドロゲン」は皮脂の分泌を促すため、マラセチア菌の過剰繁殖を招きフケに繋がるかもしれません。
さらに、ストレスは身体全体の免疫力を低下させます。頭皮においても抵抗力が低下することで皮膚の常在菌の菌叢バランスが崩れ、マラセチア菌の増殖に繋がってしまうのです。
フケの原因④季節的要因
フケは季節的な要因も大きく関係します。空気が乾燥する冬は頭皮も乾燥しやすいため、乾性フケが出やすくなります。反対に、夏場は温度と湿度が高く皮脂の分泌量が増えるため脂性フケが出やすくなります。
夏場は脂性フケが、冬は乾性フケが出やすいという方は、季節によってケア方法を変えるとよいでしょう。
フケの原因⑤頭皮の疾患
ご紹介したどの原因にも当てはまらない場合は、頭皮の疾患がフケの原因になっている可能性があります。考えられる疾患としては「脂漏性皮膚炎」が挙げられます。
あまりにも大量なフケが出たり、長期間フケが出たりし続けているのであれば、一度病院に相談してみると良いかもしれません。
フケを呈する疾患に関しては後ほど詳しく解説します。

sec.5 フケを予防する方法

フケにはさまざまな原因があります。フケがでないよう対策するには、下記のような方法が挙げられます。

● 自身に合ったシャンプーを使う
● 洗髪方法を見直す
● 生活習慣を整える
●ビタミンB2、B6を積極的に摂る

フケが気になる方は、これから紹介する対策方法を試してみてください。

自身に合ったシャンプーを使う
まずはシャンプーが自身の頭皮に合っているか見直しましょう。一見どれでも変わらないように思えるシャンプーですが、実は洗浄力が異なります。
洗浄力が強すぎるシャンプーを使うと必要以上に頭皮の皮脂が奪われてしまい、乾燥や乾性フケの原因になりかねません。反対に、洗浄力が弱すぎるシャンプーを使うと余分な皮脂が落としきれず、脂性フケの原因になることも。
特定のシャンプーを使用した際にフケが出てくるのであれば、シャンプーがあっていないのかもしれません。自身の頭皮に合ったシャンプーを探してみてください。
洗髪方法を見直す
シャンプーが頭皮にあっていても、正しく洗髪できていなければ頭皮環境が悪化してしまうかもしれません。頭皮環境が悪化するとフケが出てきてしまう可能性があります。丁寧な洗髪ができているか、いまいちど洗髪方法を確認してみましょう。
洗髪の方法について、
詳しくはこちらをご覧ください。
生活習慣を整える
睡眠・食生活・運動など生活習慣が乱れると、ホルモンバランスが崩れてしまう可能性があります。ホルモンバランスが崩れ男性ホルモンの分泌が活発になると、皮脂の分泌が過剰になり、脂性フケを増やすリスクを高めます。質の高い睡眠やバランスの良い食生活、適度な運動を心がけ、ストレスを溜めないようにしましょう。
ビタミンB2・B6を積極的に摂る
ビタミンB2・B6を含む食品を積極的に食事に取り入れることで、フケの予防につながります。
ビタミンB2には皮脂の分泌量を調節しつつ皮膚の健康維持を助ける働きが、ビタミンB6にはターンオーバーを整える働きが期待できます。
1日3食バランスの良い食事を心がけつつ、ビタミンB2・B6を含む下記の食品も食事に取り入れてみてください。食事での摂取が難しい方はサプリメントの活用もおすすめです。
ビタミンB2を多く含む食品 ビタミンB6を多く含む食品
・卵
・レバー
・アーモンド
・ブロッコリー
・マッシュルーム
・玄米
・レバー
・ささみ
・かつお
・ししとう

sec.6 フケを予防するための正しい洗髪方法

フケを予防するための正しい洗髪方法

気になるフケは頭皮に合ったシャンプーを使い、正しい洗髪方法を心がけることで予防期待できます。実際にはどのような洗髪方法をすべきなのかをご紹介します。

①洗髪のお湯の温度は36~39度
②シャンプーの前に予洗いをする
③シャンプーで洗う時間は1~3分が目安
④すすぎはしっかりと行う

順番に説明しますので、今日から実践してみてください。

①洗髪のお湯の温度は36~39度
皮脂を取り除くためには高温のお湯がいいように思われがちですが、高過ぎる温度のお湯では頭皮を乾燥から守る必要最低限の皮脂まで流してしまいます。 洗髪の際は36~39度程度のぬるめのお湯で、過剰な皮脂だけを流すようにしましょう。
②シャンプーの前に予洗いする
実は、髪についているおおよその汚れはお湯で落とせます。シャンプーをつける前には、お湯で頭皮までしっかり流す「予洗い」をしましょう。その後に落としきれない汚れや頭皮の余分な皮脂をシャンプーで落とすというイメージです。
③シャンプーで洗う時間は1~3分が目安
シャンプーは頭皮と接する時間が長いと、過剰に皮脂を取り除いてしまう可能性があります。シャンプーで洗う時間は1分程度を目安に、長くても3分以内がおすすめです。
④すすぎはしっかりと行なう
すすぎが不十分だと頭皮にシャンプーやコンディショナーが残り、頭皮に刺激を与え続けてしまいます。その結果としてフケが出たり、接触性皮膚炎を起こしたりといった頭皮トラブルに繋がります。
すすぎはシャンプーの泡や洗浄成分が頭皮に残らないよう、しっかり行いましょう。特に耳の後ろや襟足などはすすぎ忘れが多い場所なので注意してください。

sec.6 そのフケ実は病気かも?

そのフケ実は病気かも?

フケがなかなか治らなかったり、フケ以外の症状があったりする場合は、実は病気に伴いフケがでている可能性もあります。
フケやフケとよく似た症状を呈する病気としては下記が挙げられます。

●乾癬
●白癬菌
●乾燥性湿疹
●脂漏性皮膚炎
●アトピー性皮膚炎

ここでは、フケが治らないときに考え得る病気について解説します。似ている症状があればすぐに病院を受診しましょう。

乾癬
乾癬(かんせん)とは、皮膚が赤く盛り上がりフケのような白いかさぶたができる病気です。白いかさぶたは「鱗屑(りんせつ)」とよばれ、剥がすと点状の出血を伴います。
乾癬は皮膚のどこにでも起きるといわれていますが、外部からの刺激を受けやすい頭皮や生え際、肘や膝に起こることが多いです。
症状としては鱗屑のほか、赤みやかゆみが見られることがほとんどです。
乾癬の治療方法
乾癬の原因ははっきりとわかっていませんが、家系やストレス、自己免疫疾患が関わっているといわれています。
日常生活では肌への刺激を軽減することが大切です。ゆったりしたデザインの服を着たり肌が乾燥しないよう加湿器を使用したりしましょう。
病院での治療では「塗り薬」「飲み薬」「注射」「光線療法」を実施します。
基本的には活性型ビタミンD3製剤で肌のターンオーバーを整えるとともに、ステロイドで炎症を抑制。塗り薬で治らないときは飲み薬により体の内側から症状の改善を目指します。さらに高度な治療として、注射や光線療法が選択されます。
白癬
白癬(はくせん)とは、白癬菌と呼ばれるカビの一種に感染することで発症する病気です。 スポーツジムや温浴施設などの公共の場で感染すると考えられています。
白癬が頭皮で発症すると、カサカサとしたフケのような症状を呈します。この状態は軽度な段階なのですが、頭を掻くなどして頭皮に傷がつくと菌が深く入り込み、症状が悪化。禿瘡(とくそう)と呼ばれる大きな皮疹・膿ができてしまう恐れもあります。

白癬の治療方法
白癬は同居する家族に感染する恐れもあるため、早めの治療が大切です。
病院での治療には抗真菌薬であるテルビナフィンやイトラコナゾールが処方されます。禿瘡など大きな炎症が起きている場合は瘢痕化の可能性を少なくするために、コルチステロイドを短期間処方されることも。
乾燥性湿疹
乾燥性湿疹とは、肌の乾燥が原因でかゆみや炎症を起こす皮膚疾患です。顔や体だけでなく、頭皮にも発症する恐れがあります。
頭皮に乾燥性湿疹が発症すると、赤みやかゆみ、湿疹とともにフケも生じます。

乾燥性湿疹の治療方法
乾燥性湿疹は頭皮の乾燥が原因のため、頭皮が乾燥しないよう日頃から注意しましょう。
具体的には洗浄力の強すぎるシャンプーを使用しない、育毛剤など頭皮用ローションで頭皮を保湿するなど、ヘアケア方法に気を遣ってください。また、空気が乾燥しないよう加湿器で湿度を50~60%程度に保つことも効果的です。
病院では「塗り薬」や「飲み薬」が処方されます。かゆみや赤みを抑えるためのステロイドや、入浴後の保湿のための保湿外用薬。かゆみが強く塗り薬だけでは改善が難しい場合は飲み薬である抗ヒスタミン薬が処方されることもあります。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎は、ストレスや乱れた生活習慣、洗髪不足などで頭皮の皮脂が増えることで起きる皮膚疾患です。症状としては、大きなフケが出る、白っぽいかさぶたができる、鼻や耳の裏、眉毛、額の生え際に赤い湿疹が出ることなどが挙げられます。

脂漏性皮膚炎の治療方法
脂漏性皮膚炎は皮膚の病気なので、放置せずにまずは皮膚科に相談することが大切です。
脂漏性皮膚炎の治療としては、マラセチア菌の殺菌と繁殖を抑える効果があるケトコナゾールやミコナゾール外用剤が処方されることが多いです。なかでもケトコナゾールクリームは国内外で評価が高く、国内では70~80%の高確率で脂漏性皮膚炎を改善できたという結果が出ています。
初期の段階であれば、市販薬の使用も効果的です。ステロイド成分が配合されていない抗ヒスタミン外用薬は、比較的安全ですが、長期間使用したり使用の頻度が高まると頭皮状態の悪化を招く場合があります。
またステロイド軟膏は脂漏性皮膚炎の改善に高い効果を発揮しますが、反対に長期連用すると皮膚の抵抗力を低下させるため菌の増殖を高め、炎症がひどくなる、皮膚が薄くなる、委縮する、赤くなる、多毛になるなどの副作用のリスクもあります。
このように、市販薬にも副作用が出る可能性があるため、安全に治療するためにも、薬の使用の前にまず一度専門医へ相談することをおすすめします。
(データ出典:J-STAGE「脂漏性皮膚炎における外用抗真菌剤ケトコナゾールの有用性の検討 —イブプロフェンピコノールクリームとの比較—」)
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、かゆみのともなう湿疹が慢性的に繰り返される病気です。原因ははっきりと判明していませんが、肌のバリア機能が低下している状態にあり、さまざまな刺激に反応して炎症が生じやすくなっています。
頭皮の症状としてはかゆみとフケが表れ、なかなか症状が改善しないと色素沈着が残ってしまうことも。アトピー性皮膚炎が疑われたら早めに皮膚科を受診しましょう。
アトピー性皮膚炎の治療方法
アトピー性皮膚炎の治療には主に塗り薬が使用されます。たとえばステロイド外用薬で炎症を抑え、保湿外用薬でバリア機能の低下を防ぐ治療方法があります。
近年では塗り薬以外に内服薬や注射で治療する方法も出てきていますので、外用薬で改善が見られない方は医師に相談してみましょう。

sec.8 フケに関するよくある質問

ここでは男性のフケに関するよくある質問をまとめました。フケに関して困っていることがある方は確認してみてください。

Q

フケで病院を受診しても良い?

A

病院を受診しても問題ありません。
シャンプーを変えたり洗髪方法を見直したりしてもフケが出てくるのであれば、頭皮の病気の可能性もあります。自己解決しようとせず、病院に頼りましょう。

Q

フケは何科を受診したら良い?

A

皮膚科を受診しましょう
頭皮は皮膚の一種なので、皮膚科への受診がおすすめです。フケと同時に薄毛も気になるようであれば、AGAクリニックを受診してみるのも良いかもしれません。

Q

頭皮の乾燥対策にヘアオイルは有効?

A

有効な場合があります
ヘアオイルを地肌に揉みこむことで、頭皮に必要な水分を閉じ込められるので、乾性フケが出やすい方におすすめです。
ただし、ヘアオイルのなかには頭皮への使用が向いていないものもあります。髪だけでなく頭皮の保湿に向いているものか、忘れずに確認しましょう。

Q

ブリーチの後にフケがでるのはなぜ?

A

頭皮にダメージが加わるのが原因のひとつです
ブリーチは毛髪の色素を破壊して色素を抜く製剤であり、あまり頭皮に優しいものではありません。そのため、ブリーチの後に頭皮にダメージが加わったことで頭皮環境が悪化し、フケが出てしまうことがあるのです。
ブリーチの後は頭皮ケアを徹底し、頭皮環境が悪化しないよう気を配ることでフケを抑えられるでしょう。

Q

フケがでやすい体質の人もいる?

A

います
遺伝的にアトピー体質の方や皮脂の分泌量が多い方、反対に乾燥肌になりやすい方はフケがでやすい可能性があります。
これらの体質に当てはまる方は、保湿やシャンプーなど頭皮ケアにいっそう気を配りましょう。

sec.9 フケは頭皮ケアで予防・改善が期待できる

フケは頭皮ケアで予防・改善が期待できる

フケには乾燥フケと脂性フケの2種類がありますが、男性は脂性フケに悩むことが多い傾向にあります。フケの原因はさまざまで、たとえばストレスや乱れた生活習慣、季節的な要因が挙げられます。フケは放置すると激しいかゆみを伴ったり、湿疹ができたりする脂漏性皮膚炎を引き起こす場合があります。フケが大量にでたり、長期間フケが出続けたりしているのであれば皮膚科など専門医への受診を検討してください。
フケ対策には正しい洗髪方法や、頭皮ケアをすることも重要です。この2つはすぐにでも始められるので、ぜひ実践してみてください。

この記事の監修
医薬開発研究課 課長/毛髪診断士 網野 伸哉

商品開発課 課長/毛髪診断士

網野 伸哉(あみの しんや)

成蹊大学経済学部卒業後、大手住宅メーカーに入社。2013年にアンファー株式会社に転職。
スカルプDブランドの商品開発責任者として従事し、15代目スカルプDの商品リニューアルを担当。

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