白髪を抜くと増えるというのは迷信?デメリットがあるので正しく対処しよう

掲載日:2020.09.28 更新日:2020.09.28

この記事の監修 アンファー株式会社

白髪を見つけた際に、抜くことで対処しているという方もいるのではないでしょうか。「白髪を抜くと増える」という噂をよく耳にするでしょう。実際のところ、増えることはありませんがデメリットがあります。そこで今回は、白髪を見つけた場合の正しい対処方法や、白髪を増やさない予防策について見ていきましょう。

白髪を抜くと増える?

髪の毛はタンパク質でできていますが、頭皮の中で生まれた時点では色がなく白髪として作られます。毛根にはメラノサイトと呼ばれる機能があり、この部分が髪の毛にメラニンを受け渡すことで髪に色が付くという仕組み。白髪ができてしまうのはこのメラノサイトの働きが低下し、メラニンが十分に生成されないために起こる現象です。

生えてきた髪の毛はすでに死んでしまった細胞であるため、すでに生えているものが白くなったり、抜くことで増えたりすることはありません。白髪が生えていた毛穴はメラノサイトが正常に働いていないため、次に生えてくる髪の毛も白髪であることが多くなります。そのため、増えているような錯覚に陥るかもしれません。

白髪が抜け始めるのは何歳から?

白髪が抜け始める年齢

白髪が目立ち始めるのは35歳前後と言われています。50歳頃には半分ほどが白髪になることもあり、生える部分が徐々に広がっていくのが特徴です。

中には若白髪など、若年層でも白髪が増えてしまうケースがあるため、個人差があります。

なぜ生えてくる?白髪のメカニズムについて

髪の毛に色素を与えるメラノサイトの内部では、「チロシン」と「チロシナーゼ」と呼ばれる酵素がメラニンを生成しています。この機能が低下してしまうことで白髪が生えてくるという仕組みです。

このチロシナーゼの働きは加齢とともに衰えてくることが分かっています。老化を進めるとされているAGE(終末糖化産物)という物質が、さまざまな細胞の働きを阻害してしまうため、毛根の色素細胞もこの影響を受けてしまいます。AGEはタンパク質と糖によって生成されるため、血糖値を抑えたり急激に上げないような生活を心掛けるとよいでしょう。

チロシナーゼを阻害する物質に活性酸素というものもあります。活性酸素は酸化力が強く、体内で増えすぎると細胞を傷つけてしまうため、老化を促してしまうことが分かってきました。活性酸素はストレスを感じることでも増加するため、ストレスによって白髪が増えてしまうという話は間違いではないと言えるでしょう。

白髪が再び黒髪に戻るケースもあります。メラノサイトの働きを阻害する原因を取り除いてしまえば、黒髪に戻る可能性があります。しかし、何らかの理由でメラノサイト自体が消失してしまうと黒髪に戻ることはありません。

白髪を抜くのが良くない理由

生え際や頭頂部など、白髪は少数でも目立ってしまいがちです。そのため、白髪を抜くことで対処する方も多いでしょう。白髪を抜いても増えることはありませんが、デメリットがいくつか存在するため、抜いて処理するのはやめた方がよいでしょう。

白髪を無理に抜いてしまうと毛根にダメージが及び、炎症を起こしてしまうことも。毛母細胞に傷がつき、髪の成長自体を阻害してしまう可能性があるため自分で抜くことはおすすめできません。
また、成長期の髪を引っ張ることで毛根が変形してしまい、クセが発生してしまう場合もあります。

白髪を抜かずに対処する方法は?

白髪の対処法

白髪を抜かずに目立たなくする方法はいくつかあります。すでに生えてしまった白髪と、これから生えてくる白髪の予防策をご紹介します。

  • 白髪は抜くのではなく切る
  • 白髪染めを活用する
  • 食生活を改善れ
  • 生活習慣を見直す

白髪は抜くのではなく切る

白髪を抜いてしまうと毛母細胞に傷がつく恐れがあるため、ハサミなどで切るとよいでしょう。切る前に頭皮をマッサージしてもみほぐし、柔らかくします。

その後、無理に引っ張って刺激を与えないように髪を持ち上げ、根元ぎりぎりでカットしましょう。眉毛用ハサミなど、小さくて扱いやすいものを使うと、頭皮を傷つけてしまう心配がなくおすすめです。

白髪染めを活用する

本数が多くどうしても目立ってしまう場合は白髪染めを活用しましょう。白髪の対処に白髪染めを行う人は多く、現在ではさまざまな商品が発売されています。

白髪染めを選ぶ際で気を付けたいのは刺激の強さ。頭皮環境を悪化させないよう、自分の頭皮にあったものを選ぶようにしましょう。白髪染めは髪に負担が大きく、使用頻度は2~3ヶ月に一度ほどが目安です。

食生活を改善

メラニンを作り出すために必要なチロシンは、たんぱく質を摂取することで減少を防ぎましょう。青魚や大豆、お肉などを意識して摂るのが吉です。

また、髪の成長に欠かせない栄養素を忘れてはいけません。髪を作る際に必要となる亜鉛や、活性酸素を中和してくれるビタミンC、ビタミンEなど、必要な栄養はさまざま。黒ゴマや海藻、チーズなどは栄養も豊富で髪にいい影響を与えると言われています。これらの栄養に偏らずバランスよく摂ることが大切です。

髪に悪影響を及ぼす食品も見直してみましょう。糖分を多く含むものや刺激物、血流を悪化させてしまうコレステロールなどを摂りすぎていないか見直してみるとよいでしょう。

生活習慣を見直す

生活習慣が乱れていると、頭皮に必要な影響が行き届かなくなり、白髪が増えてしまったり髪の毛が抜けてしまったりするおそれがあります。

強いストレスを感じる、睡眠不足に陥っているなどが理由で自律神経が乱れ、血行不良を引き起こしてしまいます。特に、睡眠は成長ホルモンを分泌させるために欠かせない要素。髪や皮膚を健康に保つためには、湯船にゆっくり使ってリラックスしたり、就寝前の食事を控えてみたりすると睡眠の質を高めることができます。

また喫煙の習慣がある場合は、ニコチンの血管収縮作用が頭皮に良くないため、禁煙治療も視野に入れてみるとよいでしょう。

白髪は抜かずに対処!増やさないための対策も忘れずに

年齢を重ねたり、生活習慣が乱れたりするとどうしても目立ってきてしまう白髪。抜いて対処すると、その時点では目立たなくなりますが、頭皮に悪影響を及ぼしてしまうなどのデメリットがあることを忘れてはいけません。
加齢とともに増えてしまった白髪に焦らずに、まずは生活習慣から見直すことで対策をしていきましょう。

この記事の監修 アンファー株式会社

○事業内容
化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

○研究開発・製造
エイジングケア分野のNPO法人・研究団体の活動を支援するとともに、専門医師・大学機関との共同研究を通じ、研究・開発を進め商品を製造。